家庭でよく使われる食器用洗剤や中和剤を使い、界面活性剤の力でオイルと水を馴染ませる方法です。
一見効果がありそうに思えますが、実際には…
オイルがアスファルトに深く浸透しやすくなり、最悪色が濃く残る
水とともに周囲に広がり、汚染範囲が拡大、環境リスクも高まる
こうした問題が頻発しており、「自分だけ良ければいい」という無知な処理が、後々トラブルの原因になることもあります。
これらの洗剤は、オイルを決して中和するわけではなく、分散しやすくする効果を高めるだけで、“そこからあそに”オイルが移動したに過ぎません。
吸着マットやウェス、そして、粉末タイプの油吸着材を使って、こぼれたオイルをその場で吸着・除去。その後は、それを適正に廃棄する方法です。
オイルを拡げることなく、その場でしっかり回収
アスファルト内部に染み込む前に処理できる
作業が早く、環境にも負担をかけにくい
実際、自治体の公共工事やプロの現場では、この「物理的処理」が標準です。プロは、手間や失敗のリスクを知っているからこそ、最初から正しい方法を選んでいます。
最初に間違った方法で処理すると、除去が困難になり、あとから何をしてもオイルが取れなくなることもあります。
まずは粉末油吸着材で“物理的に”表面のオイルを取り除く。
それが、「時間も労力も環境負荷も最小限に抑える唯一の正解です。
「見た目が消えればOK」ではなく、
長期的にきれいで安全な処理方法を選びましょう。
たった一度の判断で、結果が大きく変わります。