株式会社ファインファーム

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化学的処理方法?物理的処理方法?

その処理方法、本当に正しいですか?

 アスファルトにこぼれたエンジンオイルをどう処理するか。
 多くの方が慌てて検索し、「洗剤で洗い流す」「重曹をかける」といった方法を試しがちですが、それらは一見簡単そうに見えて、実はリスクの高い処理方法です。

🔬【化学的処理方法】

洗剤などでオイルを乳化して落とす方法

 家庭でよく使われる食器用洗剤や中和剤を使い、界面活性剤の力でオイルと水を馴染ませる方法です。
 一見効果がありそうに思えますが、実際には…

  • オイルがアスファルトに深く浸透しやすくなり、最悪色が濃く残る

  • 水とともに周囲に広がり、汚染範囲が拡大、環境リスクも高まる

 こうした問題が頻発しており、「自分だけ良ければいい」という無知な処理が、後々トラブルの原因になることもあります。

 これらの洗剤は、オイルを決して中和するわけではなく、分散しやすくする効果を高めるだけで、“そこからあそに”オイルが移動したに過ぎません。

 

🧹【物理的処理方法】

吸着材などでオイルを直接取り除く方法

 吸着マットやウェス、そして、粉末タイプの油吸着材を使って、こぼれたオイルをその場で吸着・除去。その後は、それを適正に廃棄する方法です。

  • オイルを拡げることなく、その場でしっかり回収

  • アスファルト内部に染み込む前に処理できる

  • 作業が早く、環境にも負担をかけにくい

実際、自治体の公共工事やプロの現場では、この「物理的処理」が標準です。プロは、手間や失敗のリスクを知っているからこそ、最初から正しい方法を選んでいます。

 

💡結論:正しい順番・正しい処理が、結果を左右します

 最初に間違った方法で処理すると、除去が困難になり、あとから何をしてもオイルが取れなくなることもあります。

 まずは粉末油吸着材で“物理的に”表面のオイルを取り除く。
 それが、「時間も労力も環境負荷も最小限に抑える唯一の正解です。

 

🛑二度手間・後悔・環境トラブルを防ぐために

 「見た目が消えればOK」ではなく、
 長期的にきれいで安全な処理方法を選びましょう。
 たった一度の判断で、結果が大きく変わります。